テレビ東京の 『 美の巨人 』は
よく観るのだけれども
今回は 歌舞伎座の 特集で
1時間の 特集番組を
・・今、観ていた。
で。
2013年に 新築された 5代目建造の
設計担当された 隈 研吾 氏が
その過程を 語っていた。
( 新国立競技場を
設計した 建築家ね )
・・・建築家としては
現代建築を 組め込みたいと
思っていたのだけれど・・・
ご自身が 設計を 請け負うにあたって
4代目建造を担当した 吉田五十八 氏の
仕事を 確認、突き詰めていったところ
『 自分というものが 消えていった 』
と語っていた。
自我が 消えて 伝統の 継承に
照準が 合った 、ということ らしい。
・・・なぜか、
妙に 胸に 響いてきたので
ここに 書き留めておこうと思い。
隈研吾 氏は
一度 拝見したことが あるのよ。
近くに お住まいだとは
知っていたのだけれど
朝、出勤で 家を出たき
角から 曲がってきた 車が
目の前を 通り過ぎようとしていて
うちの前は 小学校の 通学路で
子どもたちが 自由気ままに 徒歩していて
『 危ないな〜 』と思いながら
( 危ないのは 子どもたちなのだけど)
よくよく 車の 運転席を 見たら
隈研吾 氏 なのでした。
2年位前、かな。
多分、そんな
親近感も あるからだと 思うけれど。
建築でも
美術でも
伝統の 継承と
新しい 感性との
兼ね合い というのは
とてつもなく 難しい よな、
と思っている。
新しい部分を 請け負って
継承していく 方たちは
とんでもない プレッシャーを
抱えているのだろうな
と思うし。
これって
日本 ならではの事
なのかもしれない、ね。
と 思ったのでした。
・・・ちなみに
あくまでも 私の
私見だけれども。
必ずしも 古い文化を
残していけばいい
とは思っていない。
残るべきものは 残る。
・・消えゆくものは
消えてゆく・・・
そして、( 継承すべきもの)
その 担い手は
必ず 現れるし、
担い手は
それを 自覚する。
と、思っている。
【追記】
なぜ、隈研吾 氏に
照準が合ったのかと
考えて みたところ・・
昨日、行った
並びにある 根津美術館は
2009年に 隈研吾 氏 の設計により
リニューアル されたので。
同行の 友人と
ちょうど、その話を していたのでした。